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《 46億年の地球の歴史を一日24時間の時計でみてみよう 》

 46億年の地球の歴史を仮に一日24時間のものさしにおきかえると,46億年前の地球誕生の頃が午前0時23億年前の頃がお昼の12時11.5億年前(まだ先カンブリア代)の頃が夕方の18時約1億年前の恐竜の時代=中生代の頃が深夜23時30分に,そして現代が日付の変わる午前0時となります。 

 24時間時計のものさしを,もう少し短いタイムスパンでみてみると,

すると。。。



《 T 日本列島の過去未来  》

 日本列島が大規模な地殻変動を経て現在の弧状列島の姿になったは、約1万年ほど前の頃といわれていますが〜24時間時計では今から《約0.2秒》前のことです。その後、縄文時代前期の約7,000年前から約6,000年前の頃にかけて、海面が2〜3mほど上昇し列島の各地で海水が陸地の奥深くまで侵入してきた『縄文海進』と呼ばれる現象があったという痕跡(形跡)が貝塚の研究などから明らかになってきました。

 この図は国土地理院地図をもとに、国内各地の海進シミュレーションを公開している『列島沈没地図』サイト上のデータから仙台平野の場合をアニメーション化したものです。海水が陸地へ入り込んでいく様子をひとめで一覧できる日本各地のデータが他にも多数紹介されています。以前から公開されていましたが、3.11東日本大震災の大津波や大規模な地盤沈下を肌で体験したあとだけに、その現実味をふと感じてしまいます。

 このように身近な現実味を感じる『海進〜縄文海進』ですが、その原因については当時の気候温暖化によって氷河が溶けたためとする有力な説がある一方で、他の諸説もあります。ここでは46億年を1日とした24時間時計のものさし上での『海進』は、ごく短いスパンの最近に起こっていた自然現象であったこと、また24時間時計のものさし上ではごく短いスパンの直近に起こり得る自然現象の一つであることを次に見ていきましょう。


 まず、1,000 年という間隔は24時間時計ではわずか《0.02秒》ほどの短さです。すると,「1000年に1度」の揺れだったと専門家が指摘した3.11東日本大震災クラスの大地震は,24時間時計のものさし上では,1秒間に50回ほどのペースで発生してきたことになります。
 
 ※ 0.02秒間に1回: 0.02秒に50をかけると、1秒間に50回=50(サイクル/秒)となります〜奇遇にもこの値は東日本地域の交流電流の周波数。 

 ユーラシア大陸の東の縁に日本海が形成され、その東側の海中に弧状列島の原型が生成されたのは『約1,000万年』前の頃〜24時間時計では《約3分》前の23時57分頃のことでした。するとこの《3分=180秒》の間に,先の大震災規模の大地震は50(回/秒)×180秒=9,000回ほども発生し,その都度,大地の隆起・沈降などといった大規模な地殻変動を経て,徐々に現在の日本列島の骨格が形成されてきたことが推察できます。

(1回の大地震で50cm隆起や沈降としても 0.5m×9,000回=450mの変動となります。)

  さらに大地は現在もプレートに乗って移動しており,その移動速度はハワイ諸島が約4cm/年,オーストラリア大陸も約8cm/年という速さとのこと。この速度は遅いような感じも受けますが、このペースでいくと,約5,000万年後〜24時間時計の《約15分》後,日付が変わってまもなくの午前0時15分頃には,ハワイ諸島,オーストラリア大陸の移動距離はそれぞれ《 2,000km》《 4,000km》にもなります。迫る大陸との衝突が間近となった弧状列島の島々に、美しく見慣れた日本列島の面影はみあたらないでしょう。


  

 このように24時間時計の上でみていくと,現在の日本は隣国の中国や韓国,ロシアとの間で,領海や領土問題を抱えていますが,『大陸のプレート移動』やごく短い直近のスパンで起こりうる『海進』を視野に見すえれば,隣国と領土や領海を争うことよりも,互いに共存しあって助け合い,共に持続発展していく道筋を探ることこそが重要とふと気づかされます。

 ただし、24時間時計上での《3分》後〜=日付が変わってまもなくの午前0時03分頃まで、現代の日本人や隣国の人々が絶滅せずに生き延びていればのことですが・・・といったタイムスケールの膨大さについて、次にみていくことにしましょう。というのも、次は日本列島の原型が海中に生成されてきた約1000万年前の頃〜24時間時計では《3分》間りもはるかに短いスパンの出来事になります。・・・。




《 U 人類の過去未来  》


 アフリカ大陸・現在のエチオピアの地で暮らすうちに火を扱うことができるようになった現代人(学名「ホモサピエンス」=習慣的な呼称「ヒト」)が,世界各地へと広がり始めたのは,約10万年〜24時間時計で《2秒》前の23時59分58秒頃のことでした。
 その後,現代人は,100年で4〜5世代,1,000年で4〜50世代,1万年で4〜500世代,10万年で4〜5,000世代と命をつないできました。次の図は今の私・あなたから,2人の父母,4人の祖父母,8人の曾祖父母・・・と順に、祖先へとたどってみた模式図です。

この模式図からは

 さらには,10数万年前に現代人が誕生して以来,多くの祖先の命を脈々とつないできて今のあなたや私があるということや,あなたも私も皆すべて,おそらく遠縁では親戚関係になるだろうといったことなども実感できるのではないでしょうか。<こちらMy Roots考からOur Roots考も参照ください>

 このように約10数万年〜《約2秒》前の23時59分58秒の頃から,現代人は脈々と命をつなぎ,現在の発展・繁栄を遂げることができました。その一方で様々な調査から,はかなくも種そのものが滅亡した原人・旧人という化石上の類人が数多く存在していたことも明らかとなってきました。最も強い種が生き残るのではなく,最も賢い種が生き延びるでもない。唯一生き残るのは,変化に対応できる種であるとのダーウィン語録のとおり, 現代人は,急激な環境の変化にあっても,支え合って生き延び,命をつないできました。

 しかし,地球上では絶え間なく種の絶滅は続いており,現代人がさらに約10万年〜日付が変わって《2秒》後の午前0時0分2秒の頃まで命をつないでいけるかどうか,未来永劫に持続発展していくことの難しさは明らかでしょう。日本の少子化の状況がこのまま続くと,1000年《0.02秒》後に日本全体で子どもは,わずか1人にまで減って,その頃の日本に5月5日の子どもの日は来ない・・・といった悲しい試算もあります(日本の子ども人口時計〜東北大学大学院経済学研究科吉田研究室)。

 一つの種が地球上から完全に姿を消すことを『絶滅』といいます。フズリナ・三葉虫であれば、古生代、アンモナイトであれば中生代などというように、広い範囲に住んでいて、特定の短い期間にのみ栄えて絶滅した種の化石は、その時代を特定する手がかりとなるので『示準化石』と呼ばれています。

    

 さらに生物が地球上に誕生した6億年前〜今宵の《2100分》頃の頃から、種の発生・進化・絶滅は絶え間なく続き、地球上に誕生した種の約90〜99%は絶滅してきたともいわれています。このようなタイムスケールでみていくと、現代人も絶滅危惧種であること・地球上の広い範囲に住み特定の期間にのみ栄えて絶滅したという示準化石にもなりかねないことを改めて感じさせられます。



《 V 地球の過去未来  》

 最近の研究によると,オリオン座の「ベテルギウス」は老いて近い将来,超新星爆発を起こす赤色超巨星であることが明らかとなってきました。しかし,その近い将来とは今日から100万年《約20秒》後〜というスパンの近さ・短さです。

Orion_2011_0219_2240to2255.jpg

 さらに,太陽もベテルギウスと同じ仲間の恒星ですが,銀河系にある約2,000億個もある恒星の詳しい調査研究から,

 このような膨大な時間スケールの場合は,宇宙がビッグバンによって誕生してから現在までの137億年間を一日24時間におきかえた137億年時計としてみたほうが,スケールの大きさをとらえやすいでしょう。

さっそく137億年時計のものさしでみてみましょう。すると・・・

などのように読み取ることもできます。人類の誕生から現在までの約10数万年というタイムスパンも,137億年の時計上では,わずか《1秒少々》〜瞬間の出来事でしかないといった短さ・はかなさにも改めて気づかされます。




《 Excel版 46億年の地球史&137億年の宇宙史と生命進化の対応早見表 》

紹介&ダウンロードはこちらです。

生命進化のスケールの大きさや広がり,また人類が築いてきた文明社会のちっぽけさや神秘さなど
少しでも味わってもらえたら幸いです。

 

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最終更新:2012年12月24日