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『インターネットは未来の教室の原動力』


1998年1月


1.パソコン通信で味わった驚きと喜び

 私が勤務する中学校でパソコンを活用した授業実践を始めた昭和60年代は,まだこれといったアプリケーションも無い時代でした。
 「何をするにもまずは BASIC言語によるプログラミングから。作ったけれども使えない。自分自身の勉強にはなったものの,願った活用成果はいまひとつ」そういった当時の試行錯誤の実践に小さな風穴をあけ,支えてくれたのが全国ネットのパソコン通信との出会いでした。
 独りよがりになりがちな教材ソフト作りも,ネット上で様々な方々に出会うなかで,甦ったり方途が見えてきたことは幾度もありました。このとき味わった驚きとか喜びといった未知の体験から,きっと通信ネットワークこそが,未来の教室をつくる大きな原動力になる!と予感したものです。


2.通信ネットワークを活用した教材ソフトウェアの開発

 さて現在は,専ら県内の先生方への実践活用支援という立場から県内教育関係機関や先生方を対象とした情報通信ネットワークの構築や情報教育関係の研究・研修等に携わっています。 

 平成7年度には通信ネットワークを活用した教材ソフトの共同開発プロジェクトを実践しました。県内の小学校の先生方7名に参加していただき,4年社会科を対象とした「パソコンで学ぶ宮城県の市町村(くりっくみやぎ」というソフトができあがりました。画面に表示された宮城県地図の市町村名をマウスでクリックするとその地域の様子が解説と写真画像で紹介されます。共同で収集した写真画像は 400枚を越え,教師一個人だけの取り組みでは実現しえない,活用実践の広がりや手ごたえの大きさを実感しました。

 このとき作成した検索プログラムはMS-DOS専用版のため,最近の機種環境では利用がしにくくなってしまいましたが,集めた写真素材は簡単に汎用の形式に移し替えることができ,むしろインターネット上の閲覧ソフトから簡単にデータの利用ができるようになりました。各学校の教室で共有しあえるデータ資産こそ,長いタイムスパンで相互活用できるよう大切に蓄積していきたいと感じました。

3.情報教育環境の充実をめざして

 間もなくインターネットが各学校の教室に入ろうとしています。その前に教室内や学校の中で着手しておくべきことは何でしょうか。また教育センターのように接続拠点となる教育機関の果たすべき役割とは何でしょうか。

 学習資料なり実践資料を互いに共有し,生産しあい,教室と教室を確かにつなぐ学び場をネットワーク上に構築できるよう情報教育環境の充実をめざし,互いに手を携え歩みたいものです。




以上、NEW教育とコンピュータ誌(1998年1月号)への拙稿そのままです。




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