How to 自宅WWWサーバー
ソフトウェア設定・運用編

以下は主に、2001年12月23日〜1週間のドキュメントですが、実践していくうちに変更箇所も多々でてきましたので

一部加除訂正を行いました。訂正・追加箇所は朱筆なっています。ご参考になさって下さい。



最終更新日 : 2002/08/17.


 

 定点観測用のライブカメラの運用を始めました。1日あたりの履歴画像は5MB、ひと月では150MB、1年では1Gバイト超になります。容量が制限されているプロバイダーのWebスペースでは、このような日増しに膨らむファイルは、置こうにもすぐに一杯になってしまいます。

 そこで自宅WWWサーバーを開設して、そのような容量の制限を心配せずに、自分の責任の及ぶ範囲内で、より自在で確かな情報発信と活用をしていこうと、自宅WWWサーバーの運用を始めました。

 そのチェック項目や主な経過を追って以下にまとめてみました。


  1. 自宅WWWサーバー設置の諸条件について

    1. まず第一に自宅がインターネットに何らかの接続形態で、24時間、常時接続していること

    2. そして、接続先プロバイダのネットワークポリシー

      ご利用のプロバイダの契約約款を確認しましょう。サーバーの立ち上げが厳禁とされている場合に無理してはいけません

    3. プロバイダから付与されるルーターのWAN側アドレス
      1. 10.65.**.** のようなローカルなプライベートアドレスの場合は、その Wide Area Network内でのWWW発信のみが可能です。
      2. 付与されたWAN側IPアドレスが、インターネットに接続するたびに変わってしまうという動的なIPアドレスであっても、それが、世界中に1つしかないグローバルなIPアドレスの場合は、ルーターのNAT/IPマスカレード機能によって、インターネット上へのWWW発信が可能です。



  2. WWWサーバー設定前の諸準備について

    1. 自宅LAN内でのプライベートアドレス
       あらかじめ、サーバーに使用するコンピュータにどんなIPアドレスが割り当てられるか分からないと、ルーターのNAT/IPマスカレード機能に必要なアドレス変換テーブルの編集ができません。サーバーに使用するコンピュータには、 IPアドレスを自動設定するDHCPは不要です。あらかじめ、192.168.1.** のようなローカルな固定アドレスを、手作業で割り振っておきます。 

    2. サーバーネームの取得
       ダイナミックDNSサービスを提供している団体や業者はたくさんあり、その多くは無料でサービスを提供しています。どんなサーバーネームにしようかと具体案をきめたら、さっそくダイナミックDNSサービスを提供しているウェブサイトにアクセスして、サーバーネームを取得しましょう。

       私は海外にある DHS International 社 へ申し込みをしました。幸い、「osone」 というホストネームは既得者がなく、「osone.2y.net 」というサーバーネームをいただくことができました。

       DHS社のホームページ資料によると、ダイナミックDNSサービス利用者数は15万件を越えているとのことですから、希望の名前や単語が取れるかどうかは、申し込みしてみないとわかりません。自宅サーバー開設の心づもりがあるならば、常時接続の開通と同時に、まずダイナミックDNSサービスのサイトをあたってみようか!といったぐらいの気構えが、大切かなあ・・・と思います。


      ※2002年7月 DHS社が突然のサービス打ち切り。予告はあったようでしたが、英文を読み損なっていました。「osone.2y.net」が使えなくなってしまいました。そこで、今度は、日本国内で無料でDNSサービスを提供してくださっている「家サーバー・プロジェクト」さんのお世話になろうと進路変更。さっそく「osone.dip.jp」というサーバーネームをいただき、現在に至っております。。。

  3. WWWサーバー用のコンピュータ、WWWサーバーソフトウェアの選定と設定

    1. 使用するコンピュータは、レッツノートS22-J8 (Windows98 MMX 266MHz)。非力に見えるかもしれませんが、家庭用サーバーとしては、B5サイズと小さく場所をとらないのがメリット。かわいいトラックボール機です。今回はサーバーとして使うために、無駄なソフトは省こうと、クリーンインストールをしなおしました。

    2. ※2002年8月15日 サーバー用のパソコンを ARMADA M300(WindowsXP PentiumV500MHz 192MB  30GB)に換えました。

      換えてみての印象は、軽自動車から、ステーションワゴンに乗り換えたような感覚を味わいました。サーバー用のパソコンには、相応のスペックがあるなあということを実感しました。それにしても、レッツノートS22-J8は約8ヶ月間、24時間の通電しっぱなしにも耐えて、サーバーとしての役目を果たしてくれました。名機だと思います。

    3. 使用ソフトウェアは AN HTTPD ver 1.37d にしました。 (数年来、使い慣れてきたということが決め手かな)

      ※2002年6〜7月 BlackJumboDogに切り替えて運用をしてみました。メールサーバー用に、こちらを使用していたので、1本で同時に運用できれば、一挙両得かと考えました。
       しかし、いろいろ試行したのですが、BlackJumbo Dog には、ディレクトリリストを表示させる機能がなく、結局 AN HTTPD(最新版) に戻りました。(ディレクトリリスト表示機能・・・次の設定画面でご案内しています。使用例はこちらをクリックしてください)。どちらも素晴らしいフリーソフトですが、決め手は「サーバーの使用目的に見合った機能があるかどうか」ということですね。

       なお、サーバーの運用ログは、「月毎に更新」のオプションを選択して運用していますが、ログ解析ツール「Weblog(HCSA)」にデータを渡して、クロス集計など多方面からしかも視覚的にサーバーの運用状況を見ることができて大変重宝しています。

       という具合に、使えば使うほど AN HTTPD のお世話に・・・なっているところです。。。

    4. セットアップと運用上の設定について

      セットアップについては、マニュアル通りとかわりませんから、ここでは省略し、現在の運用中の設定値を、以下にご案内しておきます。

      anhttpd1.jpg (71793 バイト)
      一般設定画面
       ドキュメントルートの項目 

       ここで指定したフォルダが、ブラウザで開いたときの、最上位のディレクトリになります。
       お天気カメラの画像格納用フォルダとして  public_html の下に 「LiveCam」という名前のフォルダを作成して運用を始めました。

       現在のLiveCamというフォルダの状況は、こちらからご覧いただけます。

      また、CGIを動かすために、セットアップしたPerl関係については、下線部のように設定して運用中を始めました。


      anhttpd2.jpg (42963 バイト)
      表示/インデックス設定画面
       アクセスした方々にフォルダ内の画像ファイル一覧をお見すせる設定にしようと、○で囲んだチェックをはずし、インデックス機能を有効にしました。

      (秘密のフォルダをつくって、秘密のファイルをこっそり公開したいという方は、やめた方がよいですよ。。。)

       
       他の項目はインストール後の初期値と変わりありません。他によい設定案があるかもしれませんが、以上のネットワークポリシー&設定値で安定して動作中につき、これで様子をみることにしました。

    5. 常駐ソフトウェアとしての運用について

      コンピュータ起動時に、自動で常駐用ソフトウェアが起動・常駐するように、スタートアップのフォルダ内に各ソフトウェアのショートカットを入れました。
      lclight6.jpg (7284 バイト)


  4. WWWサーバーを立ち上げるためのルーター設定


     ブラウザ画面を添えて説明すると、この項が長〜あくなってしまうので、簡単な説明で済ませますが、WWWサーバーとなるコンピュータのLAN側IPアドレスとポート番号 80番=WWW専用ポートWAN側IPアドレスを一対一で対応・変換できるよう、アドレス変換テーブルへの追加を行いました。

     



     以上、自宅サーバー開設までの流れを、順に追ってみました。

    しかし、次第に、HTML化作業に飽きてきて、どちらかとうと自分のためのドキュメントといった傾向になってしまいました。振り返ってみると抜けている項目も多々あります。「How to 自宅サーバー」を、このような1枚のHTMLドキュメントの解説で済ますということ自体が無謀だとは、百も承知なのですが、暇と時間とのかねあいもあり、以上にて とりあえず「私なりの How to 自宅サーバー」とさせていただきます。。。

    (でも、余裕があったら、ぜひ確かなドキュメントとして、まとめたいなあという気持ちではおります。。。)